クニマス
環境省のレッドデータブック(汽水・淡水魚類レッドリスト)において、国内ではすでに絶滅したと考えられる絶滅種(Ex)のクニマスが採捕・確認されたそうです。
ヒメマスの近縁とされるクニマスは秋田県田沢湖の固有種で、1940年ごろに絶滅したとみられていました。絶滅種として記載された魚が再発見されたのは初めてとのこと。
田沢湖固有とされる陸封型のサケマスが他の水域で確認されたのは、1935年ごろに西湖や本栖湖、琵琶湖に計40万粒のクニマス卵が田沢湖から放流された記録があり、この子孫と考えられるようです。
クニマスは、体長は20~30cmほどで、体色が黒っぽく、ヒメマスに比べ鰭が長く、鰓耙数が多い、幽門垂数が少ないなどの特徴があり、1~3月が産卵期(ヒメマスは9~11月)と生態も違いがあるようです。
西湖では、黒っぽいヒメマスとして知られ、「クロマス」と呼ばれていたそうです。2種類が棲み分けていた場所としてクローズアップされるでしょう。
そもそもヒメマスは北海道原産で、その他で生息する個体は移植したものらしいので、「はるか昔、降海型のベニザケが北海道でヒメマスに、田沢湖でクニマスにと、それぞれの地方で進化した結果では?」など、この発見でさらなる発見も期待できそうで楽しみです。
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