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【小笠原諸島を世界自然遺産候補に 暫定リスト掲載を決定】
政府は29日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開き、小笠原諸島(東京都小笠原村)を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産登録に向けた暫定リストに追加することを正式に決めた。富士山(静岡、山梨)、富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬)など文化遺産候補4件とともに、2月1日までに世界遺産委員会事務局(パリ)に提出する。
暫定リストは各国政府が近い将来に遺産登録をめざす物件の一覧表で、登録に向けた最初の国際的な手続きとなる。リスト掲載後、1年以上たたないと本推薦が出来ないルールになっている。
小笠原諸島については、現地で深刻化している外来種への対策を今後3年かけて進めた後、11年夏の登録をめざす。登録されれば、屋久島(鹿児島)、白神山地(青森、秋田)、知床(北海道)に続く国内4カ所目の自然遺産となる。
小笠原諸島は日本列島の南約1000キロに位置し、かつて一度も大陸と地続きになったことがない。このため独自の進化を遂げた多くの固有種が見られ、亜熱帯性海鳥の重要な繁殖地にもなっている。
一方で19世紀初頭まで無人島だったことから、人によって持ち込まれた外来種が爆発的に増えやすいという弱点があり、すでに米国原産のトカゲなどが生態系を脅かしている。環境省や林野庁などは、世界遺産登録の可能性を高めるために駆除などの外来種対策を進め、順調に行けば10年に本推薦する方針だ。
asahi.com 2007年01月29日11時45分
【世界遺産暫定リストに小笠原を追加 富士山も正式決定】
政府は29日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開き、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出する世界遺産の登録候補を載せた「暫定リスト」に、自然遺産として「小笠原諸島」(東京都)を追加することを決めた。併せて、文化遺産として「富士山」(山梨、静岡県)など4件の掲載も正式決定し、追加掲載は5件になった。
政府は2月1日までにユネスコにリストを提出する。
自然遺産として国内4件目の登録を目指す小笠原諸島は、珍しい生態系から「東洋のガラパゴス」と呼ばれる。固有な500種の動植物が生息するが、グリーンアノールなど外来生物の侵入による生態系への影響が懸念されている。
このため環境省は外来生物対策に今後3年程度かける予定で、ユネスコへの推薦は当初の予定より2年遅れの2010年を目指す。
自然遺産には、これまで知床(北海道)、白神山地(青森、秋田両県)、屋久島(鹿児島県)が登録されている。
また、追加掲載された文化遺産は、富士山のほか、「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)、「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」(奈良県)、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎県)の3件。
Sankei WEB (2007/01/29 13:01)
【政府、世界遺産候補5件を決定・富士山や小笠原など】
政府は29日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開き、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出する世界遺産の登録候補を載せた「暫定リスト」に、文化遺産では「富士山」(山梨、静岡県)など4件、自然遺産は「小笠原諸島」(東京都)1件の計5件を追加掲載することを正式決定した。
政府は2月1日までにユネスコにリストを提出。6月のユネスコ世界遺産委員会で掲載が認められる見通し。今後、政府は保全管理の徹底など登録条件が整ったものからユネスコに本登録を推薦する。
富士山以外の文化遺産は、「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)、「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」(奈良県)、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎県)の3件。
「東洋のガラパゴス」と呼ばれる小笠原諸島は、アカガシラカラスバトなど500種類の固有の動植物が生息する。しかしイグアナ科のグリーンアノールなど外来生物の繁殖が課題で、環境省は昨年末、対策に3年程度かかるとして、当初予定より2年遅れの2010年のユネスコへの推薦を目指すことを決めている。
日本経済新聞社〔共同〕(13:02)
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